講師派遣「アンガーマネージメント」

高槻市にある就労移行支援事業所フォルツァさんから
職員向けに「アンガーマネージメント」の研修をしてほしいとご依頼をいただきました。

ご依頼の内容から
怒りに関しての基礎知識
自分自身のアンガーマネージメントをどのようにしたらいいのか
利用者から怒りを向けられた時にどのように対応したらいいか
という3点を中心に講義をさせていただきました。

怒りは、出来事や状況、環境など外的なものが引き起こしていると思われがちなのですが
実は怒りはその人がそうした出来事などの外的なことをどのように意味付けするか(認知するか)によって生じます。
これがわかっているだけで、随分異なります。

外的なものによって怒りが引き起こされていると感じると
「あの環境が悪い」
「あの人が悪い」
など周囲を責めます。
そしてそうした周囲のものや人は自分の思い通りに動かないため
さらに怒りがわくという悪循環が生じます。

しかし、怒りを引き起こしているのは自分自身だと認識すると
「考え方を変えよう」
「気持ちを切り替えよう」
など自分で変化させることができると感じます。
もちろん、それは簡単なことではありませんが、
「自分ではどうすることもできない」と思うよりも
「難しいけど自分でどうにかできる」と思う方が気が楽になるのです。

最近、よくお話するのですが
アンガーマネージメントは筋トレと似ています。
正しいフォームで、自分にあった負荷で、継続することが大切
です。

アンケートに
「アンガーマネージメントをすることがストレスになりませんか?」
という質問が書かれていました。
それは、正しいフォームでなかったり、自分に合った負荷でなかったりすることが多いと思います。
また睡眠や食事など基本的な生活習慣ができていなかったり
過労状態であったりすると、アンガーマネージメントをうまく練習することができません。
(過労状態、睡眠不足で筋トレなんてしたくないですよね・・)

そうした方は、まずは睡眠時間を確保したり、リラックス状態を作れるようにしてほしいです。

支援者になると
「利用者にどう接すればいいか」
など支援に関する研修や勉強ばかりになってしまいがちですが
今回のように支援者自身について考える機会があるのもいいですね。

研修のお申し込みはこちらから。
時間や料金はご相談して決めさせていただきます。

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