対人関係にまつわる悩み
人は生まれたときから、他者と関わり合いながら生きることになります。
家族、友人、教師、パートナー、上司、同僚など、さまざまな場所で異なる他者と関わります。
それは、大切で居心地の良い関係であれば、安心感をもち、自分の人生を豊かにしてくれると感じるでしょう。
その一方で、うまくいかずに、一方的に攻撃されたり、折り合いのつかなくなるような関係もあり、そうした中では自分の人生が著しく損なわれるような苦しみや傷つきを感じることもあります。
痛みや苦しみが生じる関係から離れることができれば、そうした苦痛から解放されるでしょうが、簡単に離れることができない場合もあります。
そのときには、その関係をどうしていくことができるのかを考えねばなりません。
また、どの人間関係においても必ず同じパターンが繰り返されて、うまくいかないと感じることもあります。
その場合には、なぜ同じパターンが繰り返されるのかについて、じっくり考えていくことで、何が起きているのか理解を深めることができます。
カウンセリングでは今、困っている対人関係の悩みについてお話をお聞きし、関係をよくするための有効な手立てや必要な機関について、一緒に考えていくことができます。
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生き方にまつわる悩み
自分がこれまでにどうやって生きてきたのか、今、自分がどのように生きているのか、自分の中では意識できていてもそれを整理する機会というのは普段の生活のなかでは、なかなかありません。
自分の抱える生きづらさや孤独の感覚、漠然とした不安というのは、身体の怪我や明らかな病気でなければ目に見えるものではないので、自分にしか分からないものです。
学校に行ったり、仕事に行ったり、家族と関わったり、いつも通りの日常を送ることはできていても、自分について語ると言うことはしないでしょう。
それは相手を不安にさせるかもしれないし、他者には理解し得ないと感じるからかもしれません。
カウンセリングでは、普段の生活の中で、周囲の人には話すことのないご自身の体験を話すことになります。
これまで抱えてきたもので話をしてみたいという方もいらっしゃいますし、誰にも語ったことがないのでどのように言葉にしてよいのか分からないという方もいらっしゃいます。
カウンセリング、特に精神分析的心理療法とよばれる手法では、自分の生き方や体験が一体どのようなものなのかを意識的、無意識的な面から探索していくことが可能です。
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