精神保健福祉士
精神保健福祉士とは、1997年に誕生した精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの国家資格です。
精神科ソーシャルワーカー(PSW:Psychiatric Social Worker)という名称で1950年代より精神科医療機関を中心に医療チームの一員として導入された歴史のある専門職です。
社会福祉学を学問的基盤として、精神障害者の抱える生活問題や社会問題の解決のための援助や、社会参加に向けての支援活動を通して、その人らしいライフスタイルの獲得を目標としています。
精神保健福祉士有資格者は現在、約87,626人で、精神科医療だけでなく、地域の障害者福祉サービスを行っている事業所や公的な相談機関等精神障害者に関わる様々な場所で活躍しています。
また、資格を取得すれば、更新等の必要はないのですが自己研鑽のために、生涯研修制度が設けられています。
資格取得かつ精神保健福祉士協会在籍すると、基幹研修Ⅰを受講することができます。
基幹研修Ⅰを受講後、約3年で基幹研修Ⅱを受講することができ基幹研修Ⅱを受講後、約3年で基幹研修Ⅲを受講することができます。
基幹研修Ⅲの受講が終わると、研修認定精神保健福祉士になることができます。
この研修認定精神保健福祉士は、現在全国で約800人程度です。
さらに5年経過後に、更新研修を受講すると認定精神保健福祉士になることができます。
この認定精神保健福祉士は5年ごとの更新が必要となり、現在全国で1530人程度となります。
参照:公益社団法人 日本精神保健福祉士協会
社会福祉士
社会福祉士は、専門的知識及び技術をもって、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連絡及び調整その他の援助を行なうこと(以下「相談援助」といいます。)を業とする者で、一定の受験資格を有する者が、国家試験を受験し、これに合格した者が所定の登録を受けることにより、社会福祉士の資格を取得することができるものです。
社会福祉士の有資格者は現在238,748人おり、専門分野は児童、高齢、障害(身体・知的)、貧困、母子等幅広く、様々な福祉現場や医療機関で活躍しています。
参照:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
当研究所には、研修認定精神保健福祉士と社会福祉士の資格を所持しているカウンセラーが在籍しています。