初心者精神分析勉強会第1回目

本日、午後から初心者精神分析勉強会の第1回目を実施致しました。

まずは講読会。
「現代精神分析基礎講座」第1巻 第1講の「精神分析とはなにか」
事前に決めていた担当者に、A42枚程度にまとめてきていただいたものを読み上げていただきました。

参加者は、精神分析的なオリエンテーションで臨床をされている方から、大学院で勉強をされて以来、など様々で
精神分析の学派の違いは何なのか、という話が中心となりました。
本の中に、学派によって発達理論がことなることが書かれていたことから
各学派は赤ん坊をどのような存在としてみているのかを説明させていただきました。

フロイト、クライン、ウィニコット、コフートなどを中心にお話させていただき
それによって、解釈や見立ての理解がどのように異なるのかを話ました。

みなさんからは、これまで参加された勉強会や、指導を受けて来られた際の話がだされ、
「ああだから、こういう説明があったのか」
「各学派で何が違うのか、ようやくわかった」
など、過去の体験と結びつくことも多かったようです。

「精神分析は言語力が必要とあるけど、自分は言語力が高いと思えない。精神分析をやっていけるのだろうか。」
といった率直なご意見もいただき、それぞれがどのように感じるかを語り合ったりもしました。

さらに当研究所が京都に近いことから、対人関係論学派についても話題があがり、
英国の精神分析と、米国の精神分析との違いについても語られました。

85分があっという間にすぎ、10分間の休憩をはさんで事例検討となりました。
今回の事例は、クリニックでの隔週30分という構造でのもの。
かつ、当初はCBTを行っており、その後、力動的な心理療法に移行した事例でした。

この勉強会では、このように、しっかりした構造ではない中で、どう精神分析の視点を使うのかをやっていきます。
対象関係で見たらどのようなことが考えられるのか、
防衛機制で考えたらどのように見立てられるのか
など、前半の学びを元に、話し合いました。

また、「来室されて、着席された後に、何も言わないのと、”最近どうでしたか”と声をかけるのでは、クライエントにとって何が違うのか」といった質問もあり
クライエントの中の空想が投影されるとはどういうことなのか、をご説明させていただきました。

さらにとても重要な「精神分析的心理療法が適応だというのは、どういったところから見立てるのか」といった質問に対しても、それぞれ意見を出し合いました。

このように、理論を学び、その理論を事例にそって考えるとどうなるのか、を意識し
参加者らが、自由に基本的なことからなんでも質問をして、意見を言い合っていく中で
学びが深まっていけるようにしたいです。

次回は7月7日、七夕の日です。
単回参加も可能ですので、ちょっと興味あるな・・と思われた方はぜひお申込み下さい。

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