『第1回 WAIS‐Ⅳ 事例を読み解く』開催しました

8月18日10時より12時まで、第1回『WAIS‐Ⅳ事例を読み解く』を開催しました。

本勉強会は、研修会講師が提示するWAIS-Ⅳの事例を2時間かけて、どのようにデータを理解し、解釈するのか講義する内容となっています。

まず、ケース概要についてです。どういったことで困って検査を受けに来られたのか、検査者は被検者の方が話される困りごとを把握すると同時に、その内容についてWAIS‐Ⅳの検査を実施すると、どういう結果として現れてきそうかをある程度、推測しておくことになります。

そして、検査になります。検査のデータを見ながら、検査の中で被検者が検査者に対してどのような言動を見せたのか、特徴的な答え方や反応の仕方があったのかどうかを、一つ一つ確認していきます。その次に、粗点を評価点に換算し、合計得点を算出します。この際。算出された合成得点がどの程度、信頼するに値するかをディスクレパンシーやプロセス分析の数値を確認しながらみていきます。ある能力を示す領域が高い得点だからといって、安直にその能力が高いと決めつけずに、ローデータに戻りつつ、検討していくことが重要です。どの下位検査の数値が高いと、より精度の高い仮説を構築できるのか、下位検査同士の関連性にもふれつつ、講義を進めました。最後に、下位検査の反応の仕方も分析しながら、WAISによって知ることのできた各能力と、検査前に聴取した主訴との関連性とその解決の方向性を考えていくことになります。

「事例をもとにWAIS-Ⅳを学ぶ機会がなかったので参考になった」

「マニュアルを読むだけではわからない、具体的な解釈の理解の仕方を学べた」

などのコメントをいただきました。

また、事例の講義であったため、レジュメがなく、講義の多くをメモを取っていただく形になり、参加者の方にはご苦労をおかけしました。

もう少しお手元に残る形にできないか、スタッフでも検討してみたいと思います。

ご参加の皆様、お疲れ様でございました。

WAIS‐Ⅳの研修は今後も継続して、開催できればと考えております。

何かご希望などございましたら、是非、当研究所スタッフまで、お声かけ下さい。