3月24日19時半から21時半まで、心理職を対象にした、初学者ロールシャッハ・テスト勉強会の第六回を開催しました。
前回は特殊スコアのコーディングについて皆で学び、これまで学んできたコーディングについて一通り振り返りました。
反応領域、発達水準、決定因、形態水準、ペア反応、反応内容、Zスコア、平凡反応、特殊スコア…
こうして並べてみると、スコアしなければならないものはたくさんあるので、すっかり忘れてしまったものも含めて(笑)、
もう一度振り返りをしています。すっかり忘れてしまったことも改めて一から振り返って、着実に習得していけるのが
この会のメリットかなとも思います。
後半はコーディング練習をしていきましたが、今回、特に苦戦したのは、決定因での濃淡反応や無彩色反応の区別でした。
反応語の中に、濃淡を示唆する言葉が含まれいるとして、それが材質なのか、立体感なのか、無彩色なのか、それともただ濃淡に
言及しているだけなのか、いざコードしてみると、どこに当てはまるのか迷うところが多くありました。
ただ、反応領域や運動反応などの決定因など、何度も繰り返しコーディングの練習をしているものは、皆さん、スムーズにコード
できるようになってきています。
次回からは、コードしたものをどのように構造一覧表に落とし込んでいくか、そしてデータの解釈へと進んでいきます。
初学者ロールシャッハ・テスト研究会は、毎月第4火曜の19時30分から開催しています。
次回は、4月28日19時30分からを予定しております。
ご関心のある方は、こちらからふるってご参加ください。