11月からバウムテスト3回、HTPP3回と隔週で実施してきました「描画を読む 基礎力 向上」の最終回を終えました。
金曜日の夜20時~22時というお疲れが出やすい時間にも関わらず
毎回高い参加率で、みなさまの熱心さと、関心の高さを感じていました。
今回は、参考図書である「描画テスト」に描かれている事例を
これまで1回目、2回目と学んできた印象、形式分析、内容分析でみていくとどうなるか
ということを実践していきました。
ZOOMのチャット機能を用いて、参加者の皆さんがどのように表現するかを書いてもらいました。
例えば印象はどのように感じるか
形式分析から言えることはなにか
内容分析で言えることは何か
参加者の皆さまがチャットに書いてくださっている内容を拾いつつ
岸本先生だったらどのように表現するかを書いて下さり
さらに書籍ではどのように表現されているかを確認していきました。
このチャット機能を用いることによって
短時間で他の参加者がどのようなことを感じていたり、どのようなことを表現しているかを見ることができ
ZOOMだからこそできた方法でした。
HTPPは4枚の絵それぞれから理解できることを統合しなければならないところが難しく
アンケートでもその難しさを書いてくださっている方が多かったです。
しかし、岸本先生から繰り返し「相手の絵に共感する」といいう言葉をお伝えいただき
クライエントの世界を一緒に体験していくために、事前情報や書いている様子、PDIなどを統合していくということを教えていただいたため
統合するときにもクライエントを描き出すように統合していくというヒントはもらえたように思います。
また今回の企画の趣旨である、書籍をどのように読み込んだり使えばいいのか
ということを本当に丁寧に教えていただいたように思います。
書籍をどのように使えばいいかがわかったというアンケートの声も多くありました。
「描画が面白いと思えた」という嬉しい感想もあり
多くの方が続編を希望してくださっていました。
守秘義務の問題もあり、オンラインが中心の今、安易に続編ができる約束はできませんが
みなさまの学びたいという思いを何らかの形で実現していけないか
スタッフで検討していきたいと思います。
このような企画は私たちも岸本先生も初めてで
緊張や不安が多くありましたが
みなさまのご協力のもと無事にやりとげることができました。
ありがとうございました。