講師派遣で「不登校、ひきこもりの子どもに寄り添う家族の関わり」についてお話をしてきました。

本当は9月に行われるはずだったのですが、緊急事態宣言が出たことで2021年10月31日に延期になっていました。
今回、講師としてお呼びいただいた株式会社PMI関西チャレンズスクールでは、自立支援事業と通信制高校とが組み合わさった新たな取り組みをされています。
不登校やひきこもり生活で進学をあきらめていた方が、障害のサポートを受けながら、生活を整え、高校卒業を目指すことができます。

まだまだ始めたばかりの取り組みということで、周知する意味合いも含めて、「不登校、ひきこもりの子どもに寄り添う家族の関わり」というタイトルで、ご家族や支援者の方向けに講義を行いました。
現在の不登校やひきこもりの現状をお伝えしたうえで、不登校やひきこもりの方にとって「勉強」や「進学」が、不登校やひきこもりを脱したあとにどのように影響するかを説明しました。

そのうえで、不登校やひきこもりの回復過程についての研究を紹介させていただき、回復過程の中で「傷つきを癒すこと」「予期不安を軽減すること」の重要性について解説しました。
そしてこれら2つを達成するための家族の関わり方について説明をしました。

子どもの体調をまず確認し、医療機関の受診や療養を優先させるかどうかといった判断の必要性(それを念頭に、子どものどのようなところを確認したらいいのか)、医療機関や専門機関を利用する際の注意事項、「放置」と「見守り」の違いについてといったことを具体的にお話をさせていただきました。

不登校やひきこもりは、各ご家族によって様相はさまざまで、一概に「これをするのが正解」というものはありません。
そのため、今回説明させていただいたことをもとに、「自分の家だったら・・」「このご家族だったら・・」とそれぞれ考えてみていただく必要があります。
もちろんそうしたことが難しいわけですので、「うちはどうしたらいいのか?」と思われた際にはぜひ専門機関にご相談いただけたらと思います。

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時間や料金はご相談して決めさせていただきます。


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