2019年2月24日(日)、新年度が始まる前に心理検査を学ぼう 第4回 おさえておきたい『バウムテスト』を開催いたしました。
この日は残念ながら体調不良の方が数名おられ、少し寂しい人数での実施となりました。内容は、描画法・バウムテストの特徴や利点といった基本的な情報から、教示や材料などバウムテストならではの“変法”も含めた実施の方法をご説明しました。
何名かの方が現場でバウムテストを取っておられ、現場ではどうしているかもお話しいただき、こちらも参考になりました。やはりバウムテストはその現場の環境に左右される部分も多いので、なかなか規定通りというわけにはいかないということを、改めて共有しました。
その後解釈法の要点をまとめてお話しました。私が現場で働いている時はなかなか良い文献が手に入らず苦労した覚えがありますが、今は有用な本がたくさん出ていますので、参考文献をご紹介しながらかいつまんで取り上げました。特に最近は発達論的視点も指摘されていますので、そうした情報も少し含めながら進めてみました。
最後、事例を取り上げながら、バウムについての所見の書き方について少し触れ、次回の第5回へと橋渡しをして終了となりました。アンケートでも、ご提示した所見の例も参考になったと書いていただいた方もおられました。少しでも新年度が始まるにあたっての助けになればと思います。
参加していただいた皆様、ありがとうございました!