8月4日の13時から16時まで、初心者精神分析勉強会の第3回を開催しました。
前半は講読会で、講読図書の『第3講 フロイト入門』を担当者がレジュメにして発表し、
参加メンバーがディスカッションをしました。
フロイトの論文の書き方と読み方については、まずフロイトの論文自体を通読したことのない参加者の方が多く、
フロイトの邦訳書、そして、フロイト論文の大まかな種別や、読み方についてテキストにならいながら、
確認していきました。
また、フロイトの人生史については、時間の都合もあり、ほんのさわりの部分しか確認できませんでしたが、
「芸術家を妬むフロイトが面白い」
「死の間際まで論文を形にしようとするフロイトはすごい」
「フロイトの書き方に一度触れてみたい」
などいろいろな感想がありました。
事例は、医療機関のケースで、アセスメント面接の後、数回の面接を終えた内容を、
参加者で検討しました。午前の内容の中で、あがっていた「劇化」が治療者とクライアントとの間で、
生じているのをみることができました。クライアントの主訴、そして、重要な他者との間で繰り返されているであろう行動が、
治療者との間で繰り返されたときに、治療者がどのようにそれを理解し、それを伝えることができるか、
その難しさを皆で共有できたと思います。
次回は2019年10月6日です。
参加者募集しています。