8月18日日曜14時~17時に、第2回『公認心理師のためのカウンセリング技術・基礎研修』を開催しました。
今回の第2回研修では、まずインテーク面接にて講義しました
心理職の皆さんはご自分の職場で、クライエントに会う時に、どのような話を中心に聞きますか?
そこで得られた情報から、どのようにクライエントのことをアセスメントし、どのような心理的支援を提供しますか?
参加者の方々も職域はさまざまでしたが、クライエントとお会いするときに、限られた時間、機関ごとに決まっている設定の中で、どんな情報を聞くことができるのか、普段、あまり意識していないという方もいらっしゃいました。
今日は、インテーク面接の目標と準備、そして、インテークで聴取する情報の種類と、それを聴くことでどのようなアセスメントにつなげることができるのか、そして、アセスメントする上での評価基準の一例を講義しました。ところどころ、参加者の方々にも、自分の職場だったらその情報を確認できるのかどうか、どうクライエントに聞くことができるかを考えてもらい、話し合いました。特に、単回でしかお会いできない場合や、対外的に会社や学校での適応を目標に設定されている場合に、その方の今後に繋がるような情報収集や理解、介入をどのようにできるかということが、具体的にディスカッションされました。
また、質問法や相づち、反射、要約など、カウンセリングの基本技法についても確認し、この技法で現場でどのように使っているのか、治療関係の中で有効に働く場合と上手く働かない場合とでどういう違いがあるのか、なども話し合われました。
「インテーク面接について聞きたかったので、今日は聞けて良かった」
「カウンセリングを中心にしているわけではないが、自分の職場でのインテーク面接の構造を考えていくきっかけになった」
などの感想をいただきました。
参加者の皆様、お疲れ様でした。
次回、第3回は『カウンセリングの応用技法』をテーマに、9月16日(祝・月)に開催予定です。