初心者精神分析勉強会を開催しました

第5回目の開催となった今日は、第5講「無意識の発見」を講読しました。

フロイトが無意識を発見するまでに哲学領域や精神医学領域でも無意識に近い概念が提唱されていたことから
フロイトが無意識を発見し、その理論をどのように構築していったのか、
フロイト以後は無意識をどのように考えたのか等、無意識についてまとめられています。

ディスカッションでは、
「無意識を信じることができるのはなぜか」といった問いに始まり
フロイトが心を科学的に解明しようとしていたこと
現在、脳科学の視点から精神分析理論が見直されてきていることなどが話されました。

また無意識を意識化に置くことがなぜ治療的に働くのかということについて
参加者の事例をあげながら
フロイトが目指した「ありきたりな不幸」やクラインのいう「抑うつポジション」とはどういったものなのかが語られ
精神分析が目指すものが、何なのかについても意見を出し合いました。

最後には、ユングの提唱した「集合的無意識」とは何なのか、精神分析の無意識と何が違うのか
が議論され、次回に繋がる夢分析の話で終わりました。

後半の事例では、療育場面での子どもの関りについてでした。
心理療法として会っているわけではない、という難しさはあったものの
子どもの内的世界が豊かに表現されており、非常に楽しい事例でした。

出生外傷や母子分離のテーマを
子どもが表現する遊びの中からどのように理解していくのか
どのように関わることが重要なのかといったことについて話し合いました。

ただ、かなり応用編といった事例だったため、
参加者の皆さんにとって、なかなか理解が難しいところもあったようです。
最後は発表者から「療育という場面で、心理士としてどのような理解ができるのか、新しい視点がもてた」という言葉をいただきました。

次回は、第6講「夢と希望象徴」です。
特別講師としてフェルマータメンタルクリニック院長の細澤仁先生にお越しいただきます。
単回申し込みも可ですので、ご興味があるかたがおられましたら、ぜひこちらからお申込み下さい。

https://kokoro-you.com/professional/kensyuukai/psychoanalysis-start/