学派にとらわれない心理療法事例検討会 第2回を開催しました!

京都CBTセンターと共催で隔月で行うことになり、今回で2回目。
参加者は全12名。
臨床経験1年~10年ほどのメンバーが集まりました。
オリエンテーションは、CBT、精神分析、ユング、アドラーと様々で、中には「これといったものはない」という方もおられました。

今回は、当研究所の浜内がカウチでの精神分析的心理療法を行っている事例を提供させていただきました。

事例についての見立てについての議論は
どの学派の意見も「なるほど」と納得がいくもので
共通する理解も多くありました。

また、ユング派の方から映画「千と千尋」に出てくるシーンを事例にあてはめて考えるとどうなるかについて
ご意見をいただき、どうしてそうした理解になるのかを詳しく教えていただく場面もありました。
CBTの方からは、一般的に知られる「状況⇒認知⇒感情」という定型に当てはめる方法ではないやりかたを教えていただきました。

ご家族にきていただき「主観的現実」と「客観的現実」とが一致しているかどうか事実確認を行う方法や
目標設定し、目標に向かってどのように過程を作っていくという方法
イメージを用いることでクライエントを理解していく方法
など、自分の学派であれば、どのようにケースを進めていくかといった話を聞くことができ
それぞれの学派の理解を深めることもできました。

さらに、精神分析的心理療法に関して
「どうしてそういう解釈をしたのか」
「何を目指しているのか」
「終わりはどこなのか」
などの質問もたくさんしていただけました。

最後の感想の中で「CBT学派が多く意見をいってしまった」とおっしゃっていましたが
前回、CBTの事例では、力動学派が多く意見をいっていたとなり
違う学派だからこそ、聞きたいことがある、伝えたいことがある、となっていること
それが言いやすい雰囲気であることを改めて確認することができました。

今後も、2カ月に一回、奇数月第2土曜日19時~20時30分で行います。
次回は3月14日(土)です。
詳細や参加お申込みはこちらから。
次回は、京都CBTセンターの料崎さんがCBT事例を発表予定です。
できるだけ様々な事例をご発表いただけたらと考えています。