外国人県民インフォメンションセンター研修に行ってきました。

外国人県民インフォメンションセンターは、
県からの委託事業で
日本に在住されておられる外国人の方々のご相談に乗っておられます。

相談員の方々は、外国語(中国語やポルトガル語、スペイン語など)が話せ
かつ相談員の研修を受けておられるとのことでした。

来談者のご相談内容としては
「役所から来た通知がわからない」「子どもの進学の手続きがわからない」
といった日常生活での困り感が多く
それに対して電話や窓口で対応をされているとのことでした。

1回で終わったり、助言で終わるご相談も多い中で
なかなか解決しないことや、精神症状が強い方のご相談があったりと
相談員の方の知識や技術が求められることも多くなり
今回、当研究所に相談技術についての研修をしてほしいとの依頼がありました。

6人の少人数での開催で、
90分、講義をして
その後30分、質疑応答の時間を設けました。

講義の内容は、主にアセスメントをどのように行うかや
所属・個人の限界とリミットセッティングについてです。

心理療法を行う場所ではない「なんでも相談」というような窓口の場合
この「限界を知っておく」という考え方は非常に重要です。
これを知らずに業務を行ってしまうと、相談員が疲弊し
相談が受けられない状況になってしまう恐れがあります。

講義後の質疑応答では、
過去の事例について具体的な応答の方法を教えてほしいというものが
たくさん出ました。

それぞれの質問の背景には
「何もできないけど、それをどういう心構えで聞いたらいいか」
「助けたいと思うけど上手くいかない」
など、相談員の方々の苦悩がありました。
講義内容の「限界」ということや、「相談員のセルフマネジメント」という視点からお答えさせていただきました。

質疑応答の中で
「外国人差別」の問題であったり
「外国語が通じる場所の少なさ」の問題であったりと
特有の問題も多く含まれており
今後、外国人が増えていくと言われている中での日本社会の課題が見えてきました。

こうした問題に私たちは何ができるのかも考えていきたいです。
専門職の方へのスーパービジョンや研修のご依頼は
こちらからお願い致します。