描画を読む 基礎力 向上(バウムテスト)第1回目を開催しました!

この勉強会を企画していた時には想定していなかったほどの大盛況となり
参加をお断りしてしまうこともありました。
100名ほどの参加者で実施となりましたが、ほとんど欠席される方がおられず
こうした企画の需要が高いことがうかがえました。

京阪病院の岸本和子先生を講師のお迎えしてのこのシリーズですが
バウム第1回目は、
描画テストの特徴や、そこから何がわかるのか、実施時の注意事項などを
丁寧に解説いただきました。

バウムテストを勉強する際
「木を書いてみましょう」というのを体験された方は多いと思いますが
今回、岸本先生からは、木の写真をご提示いただい
「この木を模写してみましょう」というお題が出されました。
模写されたものであっても人それぞれ特色がでること
どこに力を入れて模写したかによって人柄が見えてくるなどを感じることができました。

他にも、書籍に載っていたバウムテストの木を見て
参加者の皆様がどのようなことを感じられたのかをチャットに書いてもらい
描画から感じ取れることの重要性についても体験することができました。

任意であるにもかかわらず
参加者の皆様がオープンに模写された絵を見せてくださったり
チャットで感想を書いて下さったりしたことから
それぞれの感じ方の違い、表れてくるものの重要性をより体感することができました。

そうした体験を重ねながら
検査を実施する者の責任や倫理についても丁寧にご講義いただき
中堅からベテランの方にとっては、再確認する時間に
初心者や院生の方にとっては、真摯に受け止める時間になったかと思います。

検査の講義をする場合
どうしても解釈などに重点をおかれ
バウムテストのような解釈が簡易な検査は
教示や実施方法はさらっと示されるだけにとどまりがちです。
しかし、検査をするということの責任や倫理は、大変重要なものであることを
岸本先生から教わり、改めて身がひきしまる思いがしました。

アンケートには参加者の方々の様子が知れたことが良かったというご意見や
検査をする際の責任について改めて認識できたとうご意見が多数ありました。
また、アンケートも参加してくださったほとんどの方がご記入いただくことができました。
皆様からいただいたアンケートは岸本先生にもお渡しし
次回以降の参考にさせていただきます。

初回、資格の確認などがあり
講義中にも関わらず慌ただしくなってしまいました。
HTPPの初回にはこうしたことがないよう反省を活かしたいと思います。

また資料も当日チャットを通じてお渡ししようと考えましたが
うまくいかず、資料が手元に届かないまま受講されることになった方も多かったようです。
終了後、岸本先生とご相談し、
次回からは事前にメールで配布できるようにさせていただきます。

不手際も多くありますが
みなさまのお声を参考に
よりよくしていきたいと思っております。

次回は12月4日(金)20時~22時の開催となります。
内容は形式分析などいよいよ解釈の内容を本格的に行ってまいります。

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