緊急事態宣言も延長され,変わらず混乱した世情にあるにも
関わらず,第1回に引き続き多くの方にご参加いただけました。
今回も,引き続き京阪病院の岸本和子先生にご講義いただきました。
まずは前回の復習として,HTPPテストの実施の仕方の基本について振り返りました。
また,前回に扱った全体的印象の振り返りもしていただきつつ,絵の印象に留まらない
解釈へと話は進んでいきました。
その後は,高橋依子著『描画テスト』(北大路書房 )に書かれている描画を都度,
参照しながら形式分析と内容分析について学びました。
HTPPテストは4枚の描画を描いてもらうこともあり,説明のボリュームは大変なものが
ありましたが,その分,非常に密度も濃く,満足度の高いお話をたくさん伺うことが
できたように思います。
特に,形式分析,内容分析で,画一的であったり一方的であったりする解釈ではなく,
PDD等を有効に用いて,その意味を捉えていこうとする柔軟な見方は,
大きな学びだったと思われました。
なお,今回もアンケート結果は好評でした。参加者の多くの方にもよい学びの機会
になっていたのかと思うと大変うれしく感じております。
学びたくても,その機会が無かったり,学ぼうとするあまり本にかじりついて
しまったり,知らずと自分の感性や思考に捉われてしまったりすることもある中で,
こういった学びの機会を得られることは,とても意義深いものなのではないかと
感じています。
次回は2月19日(金)20時~22時で、形式分析についてご講義いただきます。
コロナ禍に加えて,急な寒波もある時期かもしれませんが,よき学びが心身を
支えてくれることもあるかと思います。ご参加をお待ちしております。
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