初心者精神分析勉強会を開催しました!

第7回目の今回は、「治療者の基本と治療の枠組み」を講読しました。

スクールカウンセリングなど、治療構造が作りにくい臨床現場ではどうすればいいのか
オンラインカウンセリングでの精神分析は可能なのか
といった今の臨床で活躍する皆様だからこそ出てくる疑問について話し合いました。

「治療構造がなぜ必要なのか」
「自分の臨床現場に合った治療構造とは何か」
ということについて考える機会になったようです。

また、アセスメント面接と予備面接の違いや
それぞれの面接にどれくらい時間をかけるか、そこで行うべきことは何か
といったことについても話がなされました。
そうした中、精神分析的心理療法を導入する前に
心理教育や指示的心理療法などの関りを通して、クライエントとの関係を醸成し
内省をしたいと思える状態を整えることも必要であるという話題にも言及しました。

治療構造をどうするか、という部分は、それぞれの学派のあり方を象徴しているようですね。

事例検討では、クリニックでのボーダーラインについてディスカッションしました。
自他の分離ができていないクライエントの見立てに対し
二者関係の状態なのか、三者関係の状態から防衛していて二者関係に見えるのか
と意見が分かれ、二者関係、三者関係の違いは何かを確認しながら進めました。

また、「そもそも対象は立ち現れているのか?万能的世界にいるのではないか?」といった疑問も出始め
そうした対象関係の見立てと、現実適応とのギャップについてどのように理解すれば良いのかということも話し合いました。

しかし、今回の事例では、かっちりした治療構造が難しく
このクライエントの問題がその治療構造の不安定さにリンクし
本質的なところの取扱いが難しい状況になっていたため
治療構造がどうなっていたら、何を取り扱えたのか、
今後どのようにすればいいのかということについて議論しました。

次回はいよいよ今年度最後となります。
第8講「聴くことと話すこと――精神分析での耳の傾け方と言語的介入」を講読予定。
助言者にフェルマータメンタルクリニック院長の細澤仁先生にお越しいただきます。
単回参加も可能です。お申込みはこちらから。

なお、来年度も継続して開催することが決まりました。
2020年度の詳細やお申込みはこちら
年度をお間違えないようお願い申し上げます。