初心者精神分析勉強会(2020年度)第4回を開催しました!

今回は、フェルマータメンタルクリニック院長の細澤仁先生をお迎えしての回となりました。
前半は、『(現代精神分析基礎講座 第4巻 精神分析学派の紹介2』 (2019、古賀靖彦編著、金剛出版)の
第3講 情緒発達・ライフサイクル論 について講読しました。

担当の先生から「エディプスコンプレックスが、臨床場面でイメージしにくい」というご意見をいただき
そこからエディプスコンプレックスがどういったものか
臨床場面ではどういった時に感じられるかといったことが参加者から意見がだされました。

その後、細澤先生からエディプスコンプレックスの理論がどのように発見されたのか
フロイトの背景や、当時の時代・文化的背景をもとに解説いただきました。
さらにフロイト以後、学派によってはエディプスよりもプレエディパルの方が有用という議論になったり
エディプス(3者関係)を達成できることが一つの治療目標となるなど
変遷があったことについて教えていただきました。

さらに発達理論についての学び方として
ボウルビィの母子関係の理論3部作や、スターンの乳児の対人世界2部作などがお勧めであることを教えていただき
ボウルビィがクラインの教育分析を受けていたが、その後離別した流れや
「アタッチメント」が「肌に触れること」であり、そのことの重要性についてや
現代のメンタライゼーションへの流れについてもご説明いただきました。

今回は、多くの書籍をご紹介いただき、何をどのように学べばいいかも具体的に教えていただけました。
今年は学会がなくなってしまい、書籍の割引購入ができないのが残念ですが
その分、家で過ごせる時間が増えたということで、ぜひご紹介いただいた書籍を読む機会にしたいと思います。

後半は、精神科クリニックでの思春期事例でした。
外的な理由により、初期の段階で中断になってしまったため
転移を読む等が難しい状況ではありましたが

医療機関での30分枠での実施について「5分でもインターバルをとること」の重要性や
未成年ケースの場合、保護者のアセスメントとマネージメントがいかに重要であるかなども教えていただきました。

また言葉がうまくでてこない方や
言葉の真偽が不明な方などに対しては
言葉を理解しようとするよりも、行動や態度など
目に見えることについて触れていくことが大切だということも教えていただきました。

次回は、11月1日(日)13時~16時です。
前半は第4講『自己心理学』を講読します。
単回参加も可能です。
詳細やお申し込みはこちらから。

細澤先生には12月6日にも再登場いただきます。
また、細澤先生のGSVが毎月第4土曜日19時30分~21時30分、当研究所高槻オフィスにて実施しております。
ご希望の方は、hutaba.kokoro@kokoro-you.comまでご連絡下さい。