発達障害者に対する福祉・心理的支援

本日は、心理オフィスKの北川先生にお招きいただき、オンラインで「発達障害者に対する福祉・心理的支援」について5時間の講義をさせていただきました。

午前中は、発達障害者の方への基本的な理解や相談支援について説明しまいた。
アセスメントの重要性や、相談の中で見通しをどのように持ってもらえるようにするかといったことを
具体的な例を元にお話をさせていただきました。

午後からは、障害者手帳から障害者年金、生活保護、就労支援機関など、発達障害者が使う可能性がある社会資源について説明をさせていただきました。
本当はもっとたくさんの社会資源がありますが、時間的に全てを説明することは難しく・・。
また具体的な事例をもう少し説明したいという思いはあったものの、制度の説明をするのに精いっぱいだったと反省しています。

一般就労する力がある方で、知っておいた方がいい社会資源と、それが厳しい状態の方、精神科病院に長期入院されていた方など、どの社会資源をどのように使うかは大きく変わってきます。
参加者のみなさんが対応されていらっしゃる方が、どのような状態の方が多いのかをもう少し事前に知っておければ良かったと反省しています。

また、社会資源の説明だけになってしまうことをできるだけさせてほしいという思いを込めて講義をしました。
社会資源はあくまでサポートとして用いるものです。
障害者手帳をとったから安心、問題解決!とはなりません。
障害者手帳を持ったうえでも生じる困難の解決をクライエントと一緒にどのように対応していくかを検討しなければならないのですが、そうした時に、心理的なアセスメントやサポートが大いに役立ちます。

オンラインということもあり、ご質問いただいた具体的な事例に対して返答できなかったのは申し訳なかったです。
オンラインで研修できることで多くの方に聞いていただけるというのは大きなメリットですが、一方で提示できる情報に制限がでてきてしまうというのはデメリットですね・・。

また何かの機会に対面で、直接具体的な事例をお聞きしながら、それについてお話をできるたらいいなと思います。
できればソーシャルワーカーさんと一緒に講義できたら・・なんてことも考えますね。

今回、9割の方が心理士でしたが、一部社会福祉士、精神保健福祉士の方も参加してくださっていたので、ソーシャルワーカーと心理士とでそれぞれどのように研修を聞かれたかをお聞きしてみたいです。




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