初学者のための『心理検査 事例検討会』人格検査 第2回開催

8月4日に、『心理検査 事例検討会』の人格検査編の第2回を開催しました。

午前の部ではP-Fスタディとバウムテストの組み合わせを2事例検討しました。
どちらも医療機関の事例で、1事例目は、発達障害の診断補助のための検査であり、

その方のコミュニケーションをどのように検査結果から理解できるかというものを検討しています。

2事例目は、検査を受けたご本人にあまり問題意識はなく、しかし、以前に起こした問題行動をパーソナリティの面から

どう理解するか、今後、カウンセリングによる支援が役に立つかどうかなどが話し合われました。

 

午後の部も2事例ですが、先の2検査に加え、TEGの結果も加わりました。
1事例目は、医療機関のケースで、精神症状は落ち着いており、現在の職場でのうまくいかなさが

どこからきているのかを検討しました。

2事例目は、今後の進学や進路を考えるうえで、現在の自分の状態を性格的な面から知りたい

というニーズのもと実施された、開業オフィスでのケースでした。

人格検査の結果は、統計的なデータに基づく数値の読み取りの重要性もさながら、

ローデータに戻って、その数値がどのような意味をもつのかまで考える必要があります。

また、描画の場合には、形式的理解、象徴的理解、そして、検査場面でどのようなやりとりが

行われていたかという検査者と被検者との関係性の理解が解釈の上で重要になってきます。

一つの指標に対して、参加者の方々がそれぞれどのような見方をしたのかを話し合ったり、

解釈が被検者の方の主訴や問題歴とどのように繋がってくるのかを検討したりすることで、

提示された被検者の方の理解もより豊かなものになりますし、参加者の方のもつ検査の理解もより深く、

今までの自分にはない視点を獲得する機会になっています。

1回目が少し基本知識の振り返りの時間をとっていたので、今回からよりディスカッション中心に

なっていますが、参加者の方々のさまざまなお声をお聞きできました。

次回は、10月6日の日曜日を予定しています。