2023年度 オンライン研修年間動画パック

 当研究所ではこれまで、遠隔地や子育て中などで十分に研修の機会をもつことの難しい先生方や、幅広く臨床知識を得たい先生方に多くの研修を提供することを目的に、オンライン研修を提供してまいりました。
 2021年度にも開催しましたオンライン年間研修の第2弾となります。前回同様に、多くの講師の先生方にご協力いただくことで、安価な研修を心理職の皆様に提供できるオンライン研修の動画を年間パックとして、配信することといたしました。
 月1本の配信で年間10本を予定しており、1年中、配信動画は自由にご覧いただけます。そのため、「興味があった」「ちょっと聞いてみたい」という研修も、参加費を気にせずご視聴いただけます。

配信期間:2023年5月1日~2024年3月31日の1年間
     動画は毎月1日に1本配信予定。

対象者 :臨床心理士、公認心理師、幅広く心理にまつわる専門知識を学びたい方。

申込期間:2023年3月~2024年2月28日(いつのお申込みであっても、全ての動画を視聴できます。)

料 金 :10000円(申し込み時期を問わず、すべての動画を視聴できるため、同一料金となります。)

定 員 :なし。

視聴方法:YouTube(鍵付きURL)

研修内容一覧

毎月1日お申込みメールにURLを送信。研修動画1本は60分~90分となります。
※タイトルは当日、若干の変更が加わる可能性があります。

配信月

講師

講師のご所属

研修内容

5月

 岡村 優希 先生

CBTメンタルサポート

『強迫症への認知行動療法の実際』
認知行動療法の概要、認知行動療法から見た強迫症状、強迫症状への認知行動療法をテーマに学ぶことができます。初回から終結までの臨床の流れを会話のやりとりを通して実際の臨床をイメージすることができます。

6月

 田中 健史朗 先生

山梨大学教育学部

『思春期のこころの特徴と向き合い方~心理援助者が知っておくべき現状と課題~』
学校現場での現状をみていくと、不登校や自死事案が増加している状況があり、思春期の子どもたちにおいてその傾向は顕著にみられます。思春期のこころについて、エリクソンやピアジェの発達論,第二次性徴の観点から整理し、心理援助者や周りの大人がどのように子どもたちと向き合う必要があるのかについて学ぶことができます。

7月

 谷口 麻起子 先生

滋賀大学障がい学生支援室

『ハラスメント相談の実際-心理士としての聴き方』
被害者、行為者、関係者など、ハラスメント相談には多くの方が関わります。
またハラスメント相談には、現実的な対処を求められる場面もあります。
心理士はハラスメント相談をどのように考え、聴いていくのでしょうか。
この動画では架空事例を元に、心理士のハラスメント相談の聴き方について考えていきます。

8月

亀田 紀子 先生

明治安田生命健康保険組合

『うつの休職・復職支援 ~エネルギーコントロールの視点から』

うつで休職・復職されるクライエントさんは、復職後も含めて、自分は治らないのでは、という不安に陥りがちです。その時に安心してもらいやすい支援方法として、エネルギーのコントロールの視点からの支援を紹介します。

9月

浅井 伸彦 先生

一般社団法人国際心理支援協会

『オープンダイアローグとヒューマニスティック心理学の異同~セラピストとしての在り方を振り返る』

本研修では、ヒューマニスティック心理学(ロジャーズらに代表される人間性アプローチ)とオープンダイアローグ(家族療法由来の対話的アプローチ)について、1.これら2アプローチの概要を紹介し、2.その比較検討(異同を確認)を行い、3.セラピスト(心理師)としての在り方を統合的に検討しています。

10月

海老名 悠希 先生

常磐大学・YKストレスケアオフィス

緊急事態において心理師が子育て支援現場にできる事―3.11、コロナパンデミックでの経験からー
本研修の講師は、東日本大震災(とそれに伴う原発事故)とコロナパンデミックという未曽有の緊急事態の中、子育て支援の現場で心理臨床活動を行ってきました。それぞれの状況下で、どんなテーマの相談に遭遇したのか。心理師にはどんな姿勢で・どんな仕事が求められたのか。以上を振り返り、これからも遭遇しうる緊急事態に備えて、子育て支援現場で働く心理師が日頃から心がけておきたい工夫に言及する、実践性の高い内容となっています。

11月

岡村 心平 先生

神戸学院大学心理学部

『心理職のための「体験過程」理論入門〜感性へのリテラシーを育むために〜』
本研修では、臨床現場で出会う身体感覚を実感することの難しい方々、そして、身体感覚を実感する臨床的な意義を巡って、ジェンドリンの「体験過程理論」について講義をしています。2つの架空事例を通じて、心理支援のさまざまな場面で役立つ視点についてその基礎を学ぶことができます。

12月

星野 修一 先生

大阪・京都こころの発達研究所 葉

心理検査のフィードバック面接における工夫

心理検査は実施手順に沿って実施するものですが、フィードバック面接に明確な手順はなく、特に、初学者の方は「とにかく結果を伝えなければならない」という思いばかりが強くなってしまうようです。結果を伝える前にどのように準備をするのか、伝える際には何を意識するのがよいのか、そのエッセンスについて学ぶことができます。

1月

日潟 淳子 先生

姫路大学教育学部

中年期のメンタルヘルスを理解する~時間的展望の観点から

中年期危機は心理的・身体的変化、家族・職場役割のおける変化など上昇から下降への意識が高まり、時間の流れの中で自己を位置づけられなくなり、未来がみえなくなることによって生じるとされます。本研修では、その時期に、再度、どのように中年期を過ごすものが時間的展望を再形成していくのかをとらえていきます。

2月

竹田 剛 先生

神戸学院大学心理学部

『もっと伝わる!心理教育の組み立て方-摂食障害を抱えるクライアントと家族への実施を題材に-』

心理教育の内容をクライアントに持って帰っていただき,生活の中で活かしていただくには,伝え方にどんな工夫ができるでしょうか。これまでの経験をふまえ,幅広いクライアントに向けて今日から取り組めるアイデアについてお伝えします。「ただ説明するだけに留まらない」心理教育のあり方に関心をお持ちの方は是非ご視聴ください。

申込方法:こちらよりお申し込みください。

チラシ :こちらからダウンロードすることができます。

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