現場で生きる心理検査を学ぼう おさえておきたい『S-HTP』を開催しました

2019年8月25日、今回はおさえておきたい『S-HTP』として、
10〜12時までを実施法・スコアリング研修、14〜16時までを解釈研修として、
開催いたしました。

今年度はじめに行った『新年度が始まる前に心理検査を学ぼう』では、
描画法におてバウムテストを取り上げましたが、今回はS-HTPを取り上げました。
いくつかある描画法の中でなぜわざわざS-HTPなのか、という点については
おそらく参加者の皆様も不思議に思った方もおられたかもしれません。

S-HTPは、家・木・人を含めた絵を自由に描くという描画を用いた心理テスト(心理検査)です。

実施法・スコアリング研修では、実施方法はもちろんのこと、
S-HTPの歴史や他の検査との比較、変法や評定方法まで、
現在まだ発展・研究途上である部分も含めてご紹介しました。
またその中で、実際に描画・行動観察も体験していただきました。

解釈研修では、基本的な解釈方法を一覧した後、
実際の事例を提示して、基本を踏まえながら解釈を検討していただきました。

おさえておきたい『S-HTP』

参加者のみなさまには、このような感想をいただきました。
「S-HTPに非常に可能性を感じました。ぜひ勉強していきたいです」

「S-HTPをやってみて、直感的に捉えやすく、その人の自己像や
対人関係などを把握しやすいテストだと感じてとてもおもしろかったです!」

「HTPPとは違って、それぞれの関係についても検討できるところがおもしろいなと
感じました。職場でも使ってみようと思います」

S-HTPの魅力については本研修の中でしっかりと説明させていただいたつもりですが、
やはりバウムテストでもなく、風景構成法でもなく、S-HTPだからこその利点を
少しでも味わっていただき、将来的にでも現場で使っていただくことができれば
これに勝る喜びはありません。

次回は特別講師、岸本先生による『事例スーパーヴィジョンです。
本日(2019/08/25)時点では午前中に若干空きがございます。どうぞご検討ください。

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